天を仰ぎ



いつも通り食事を済ませるとヒューと一緒に家を出る



するとミユは駅とは逆方向へと歩き出した


慌ててヒューが着いて来る


「ミユ様?!どちらへ?!駅はあちらですよ?!」




「今日は…サボっちゃお!ね!一緒に!ヒューいいでしょ?!今日1日だけだから!ね!お願い!」


「貴方は…真面目だと思っていましたけど、意外ですね。」

「じゃあ、いいって事ね!」

「それとこれとは別です!」


「も~、ヒューは昔から融通利かないんだから~!いいじゃない!今日だけ!ね!」

「昔から?」


「は、春からもう冬になるんだよ!昔じゃない!」


「はあ…。」




ミユは上目遣いでヒューを見る




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