天を仰ぎ


「ね、いいでしょう?」




「ふぅ。仕方ありませんね。ミユ様!言っておきますが、今日だけですからね!」


「やった!!」


ミユははしゃぎながらピョンピョンと跳ねる様に道を進む


「ふふっ。ミユ様は全く変わらないですね。」


「早くー!ヒュー!!」

少し離れた場所でミユは叫んだ後で、あっと口を塞ぐ


そして、目の前にはいつもの様に少しキレぎみなヒューがいた


「ミユ様!!貴方は…」

「ごめんなさ~い!」

またミユは足取り軽く走って行く


「ところで何処行くのですか?」




ミユは右手を上げて指差す


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