天を仰ぎ



例え、私に対して憎しみの感情しかないとしても…




最後の私に出来る事はヒューとシアンに恩返しする事だけだから






「ミユ様?どうかされましたか?」


「ううん!あ!シアンにお土産買って行こう!シアンが目を覚ました時の為にさ!」


「そうですね。」

ヒューは優しく微笑む

「これなんかいいんじゃない?」

ミユは1メートル程の縮小のメッキで作られた東京タワーを指差す


「それは…いくらなんでも…。はっきり申し上げますと…誰もいらないと思いますが。」


「そう?」



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