天を仰ぎ



「では、先にシアンの所へ行っておりますね。」


ヒューはミユを家の前まで送って来ていた


「じゃあ、雪が降るのは…。」

「今宵、深夜2時に。」


「分かったわ。2時までにはちゃんとシアンの元へ行くわ。」


ミユは笑顔で答えた

「シアンを救ったら、明日の朝には天界へと戻れますね。」

「うん!一緒にね!」

その言葉にヒューが一瞬固まった様に見えた



ヒューは繋いでいたミユの手を引き寄せる


「これからもずっと一緒にいますからね。ずっと。」




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