天を仰ぎ



「ヒ…ヒュー…?」

涙がボロボロと溢れだす


ヒューの顔をしっかりと見たいのに涙がそれを邪魔する



まだ辛うじてヒューは息をしていた


しかし、いつ止まったとしても不思議ではなかった


ミユはヒューを抱き抱える


「ヒュー!ヒュー!!」


ヒューが重い瞼をゆっくりと開ける



「なに…か…ご用で…すか…?ミユ…さ…ま。」


ヒューがいつもの笑顔を一生懸命作る


「なんで?!何故!?ヒュー!!」




ヒューは優しくそして弱々しく微笑みかける




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