天を仰ぎ



バンッ


屋上のドアを勢いよく開き、走った



中央まで来ると足の力が抜けよたよたと歩き止まる




「皆…忘れちゃったよ…。シアンの事も…ヒューの事も。」

涙がまた溢れる



「きっと…」


ヒューは天使としてしっかりやってるんだよね?




死んでないんだよね…?





晴れ渡った雲一つない天を仰ぐ




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