天を仰ぎ



静かな屋上でミユの叫び声が響き渡る






「ヒュー!!ヒュー…っく…。」





涙が止めどなく溢れる




もう…


会えない…







二度と…






それでも、頭では理解していても


心は止められない




名前を呼ばずにはいられなかった




「ヒュー…。会いたいよ…。」



ミユは弱々しく叫んだ



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