天を仰ぎ



「泣き虫は嫌いですよ?ミユ様。」



優しく低く愛しい声がした



ミユは慌てて振り返る




そこには優しく微笑むヒューの姿があった






「ヒュー!!」



ミユはヒューへと駆け出し抱きついた

ヒューも優しくそしてしっかりとミユを抱きしめる


「ミユ様…。神に羽根を一枚没収されてしまい、ミユ様と同じ人間になってしまいました。」


「えっ?!」


「あとミユ様を頼むと神に、つまりミユ様のご両親に言われました。」


ヒューはミユの髪を優しく撫でる


「ミユ様のお付きにはもうなれませんが…これからも…ずっと側にいてもいいですか?」



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