天を仰ぎ



「日向先生も…見えるの?!」



「勿論でございます。ミユ様。私とて一応は天使ですから。」



「…は?!」


天使?!



いくら天然とよく言われる私でもはっきりと聞こえた



「先生…。私ちょっと疲れてるみたいで、幻聴が聞こえたみたいです。すみません。」



「幻聴などではございません。自分で言うのは恥ずかしいのですが…私はこれでも天使の中でも成績が良く、ミユ様のお母様…。」



「つまり、神のお付きの天使ですよ?」



「はぁ…。そうですか。日向先生もきっと疲れてるんですね。一緒に病院でも…」



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