天を仰ぎ
「何故にそこまで…ミユ様…。」
悲しそうに今にも泣き出しそうな子供の様な瞳のヒューを見てミユは慌てた
「分かった分かった。日向先生。その話は分かったから。それは信じるからさ。」
「本当ですか~?じゃあ、私をミユ様のお付きにして頂けますよね?」
「はいはい。よく分かんないけど分かりましたから、とりあえずそんな瞳で見ないで下さいよ。」
ヒューはニヤッと笑った
「なら、よかった。」
とすくっと立ち上がると手に持っていた目薬をポケットにしまった
「えっ…?」
「しっかりと承りました。これからまたミユ様のお付きになれてよかったですよ。」