天を仰ぎ



「あれは子供でも出来る簡単なモノです。あ、天使であればですが。」


「じゃあ、綾が副級長になったのも…?」




「ミユ様と仲の良さそうな子を選んでみたのですが?駄目でしたか?」




「ふ~ん。天使ってそんな力あるんだ。」




「…男子と一緒だと煩わしいでしょう。何かと。」



「ん?何か言った?」




「いいえ。…全く。ミユ様はご自身の美しさに気付いておられないのが面倒ですね。」




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