天を仰ぎ



「あ、誰か来ましたね。」



その時、ヒューの羽根から黄色い光りが発せられ資料室が光りに包まれた



眩しくてミユは目をつぶった



ガラッ



「あ、日向先生。」


「坂上教頭。青山さんが級長に決まったので、早速教材の手伝いをしてもらったんですよ。」


さっきまで何もなかった手元のテーブルには数学の資料がずらりと並べられていた


「ありがとう。青山さん。助かったよ。」


さっきとは別人の様に、にっこりと柔らかい微笑みをミユに向ける





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