天を仰ぎ


ミユに覆い被さっていたのはヒューだった


「ミユ様…。」

赤い顔でゆらゆらと身体が揺れ、目は焦点が合っていない様だった


熱い手でミユの細く雪の様に白い首筋に触れる

「ヒュー!?」


ミユの言葉は全く届いていない

そしてヒューはミユの首筋にキスをした
抵抗しようとしたが男性の力の前では無力だった


「やだっ!!ヒュー!」


そう叫んだ瞬間、ヒューの身体の力が抜け、ミユの上で倒れ込んだ



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