天を仰ぎ



駅へ向かう途中でヒューが走って来てミユに追いついた


「ミユ様。何を怒っておいでですか?この私が何かしましたか!?」


「何かしましたか!?昨日の夜あんな事しておいて!?」

「は!?昨日?…確か私は歓迎会へ行って…。よく記憶がないのですが、しっかりとミユ様のお宅に帰宅しましたが。」

あっ、と思い出したようにヒューが話を続ける

「ミユ様のお宅に住む事を伝えていなかった事に怒られていらっしゃるのですか。」


「それも怒るのは当たり前の事よ。でも、別の事!酔っ払いって嫌い!」


ミユは足早に駅の改札口へと向かった



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