天を仰ぎ
「まぁ、私がビシビシしごけば数年で天界に帰れるでしょう。」
数年でここを離れるんだ…
ミユの寂しそうな表情に気付く
「その代わり、私がこれからもずっとミユ様の傍にいますから。」
不意にヒューがミユを抱きしめる
「私がずっと…。」
「ヒュー。」
悲しみがヒューの優しく強く抱きしめる腕に溶けてゆく気がした
少ししてヒューがミユから離れ頭を優しく撫でる
「まだまだ先の話ですよ。先程も言った様に貴方はまだ羽根を使われた事もないので。」
にっこりと微笑んだ後に
腕を組だしいつものひねくれた態度を取る
「全くこのままではおばあちゃんになるまで帰れないのではないですか?せっかく、この私が来てあげたのに。」