ミンショウ!

「・・・それを言うためにわざわざ呼び出したんですか・・・」

半泣きになりながらも質問する。


「いや、今日はキミに頼みたいことがあってな・・・」

「な、なんですか」

もう悪い予感しかしません!


「これを飼え。」

「・・・はぃ?」

「この犬を飼え。」

「何で私が!」

「ふん。ペット禁止のアパートやマンションに住んでるわけじゃないだろ」

図星☆


「ど、どうしてそれを・・・?」

「(ニヤッ)・・・調べ済みだ」


そう言って、会長は、またどこから取り出したのかわからない一枚の紙をピラッと見せ付ける。

紙をざっと見てみると、私の名前、写真、住所に電話番号などなどの情報が・・・


「ふむふむ、なるほど。神山 千華(15)の3サイズはぁ〜バスぐっ!」

ギリギリのとこで上履きを顔に投げつけてやった!


「見るな!」

「・・・気にしてるのか?」

「むっかぁぁぁ!この変態っ!!」

「お前に言われたくないよ。“ストーカー”さん?」
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