一匹狼と狼少女

…。

「お前、何者だよ。」

「天才かな。」

「ナルシストか?」

「世界一頭良いから。」

「…。」

話がかみ合ってるんだかよくわからないが、一件落着。

あの二年、自分以外だったら誰でも罪を被せて良いと思っていたらしい。

とん、と背中に雪村の頭が当たる。

嫌な予感がした。

「…雪村?」

寝息が返ってくる。

人の背中に寄りかかって寝るんじゃねぇっ!






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