一匹狼と狼少女

蒲公英


俺は一匹狼、だった。

時々、二人の男友達をつれて歩いていたけど。

喧嘩が強い、と有名で。

心が闇に支配されてて。

『自分を無敵かなんかと勘違いしてるんじゃない?』

あの時、彼女はそう言った。

残酷で、憐れんだような顔で。





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