一匹狼と狼少女
一応、回収ってことで生徒会を出てきたけど。
時間をかけすぎた…。
250と合計に殴り書いてあたしは教室を出る。
龍也が呆れて笑っていたのが目に入る。
「じゃあ、また裏庭で。」
「あぁ。」
昼休みもサボリ決定だなー。
「会長、遅いんですが!」
「ごめんごめん、そんなカリカリしないでよ。」
「さっきまで遊んでたのはどこの誰ですか!」
怖い怖い、冬軒。
肩を竦めて誤魔化して、生徒会に戻る。
October.END