空の果て星の息吹
第一章

火星再開発計画

2017年、地球環境は劣悪を極めていた、化学物質による大気汚染、天候不順、温暖化、海水温の上昇と綻びだらけの環境が広がっていた。


20年以上前から、賢名な科学者から環境問題が取沙汰された、国際会議でルールは作られはしたが、問題は依然として解決はされなかった。


もちろん国家間で環境問題が真剣に議論されはするのだが、大国同士のエゴが結果議論を長引かせた

問題を解決する答えは、実は簡単で、それは素人にも解る、考え方を人間本位のエゴに満ちた考えから、地球視点に考え方をシフトさせるだけの事だったが、国同士になるとそれがわからなくなるのだ。


現状の先伸ばしにした結果、オゾン層の破壊による紫外線量の増加や海水温上昇という深刻な惨事を招いた。


ようやく国家間で物事の重大さに気ずき、ペナルティを伴う環境対策を第一案とし進めていく『国際環境法』が施工された。


第二案はも地球という心地よい揺りかごから人類が飛び出して移住可能な惑星を地球化する計画『火星再開発計画』が進められた。


『火星再開発計画』とは人類が地球を離れ地球をもとの生態系に戻し、火星を地球化させ移住する計画だ。


現在の科学力でも十分に対応可能な計画であり、二つの改革を進めて、この難題を乗り切ろうとする案だった。


そして、それから10年経って各環境対策が効いて、地球環境の悪化速度を弱めはしたが、問題根本的な解決にはならなかった。


世界各国では環境悪化に伴う暴動、テロが起こり、世界情勢は混沌と化した。



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