空の果て星の息吹
小さく・・微かに聞こえるくらいに言った。








『ただいま・・・』





そう小さく言った言葉だけで、全てが解った・・






『おかえりなさい・・・』






瞳が涙で溢れだす・・・




互いに走り寄り、熱い抱擁をした―――



キスの温度―――





長い時間、離れていた時間を取り戻すようにキスを何度も何度もした。



自然に―――



キスをした。


雪が降り始め二人を包み込む。
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