空の果て星の息吹
部屋を片付けおわったのは夕方近かった。


ユイの補習が終わる頃だった、クリスマスイブだというのに、何か淋しい感じがする。


部屋で、簡易プラネタリウムを点けながら人工の星が部屋の天井に見えていた。

悠久祭のブラネタリウムを思い出していた。


僕は、星空を見ながら寝てしまった・・・









『ピッ・・ピッ・・・』



携帯が鳴っていた。
寝呆けていて、頭が重い状態で、出た。


声の主はユイだった。


『クリスマスだょ・・お寝坊さん?』


『ご飯たべない?』



『ん・・・』



重い頭を振りながら、答えた。


『うん・・・支度するから・・・』


『いいょ、、部屋の前に居るから・・』
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