空の果て星の息吹

年の終わり

クリスマスも終わり、ユイの補講も新年までは休校になった。


年末から年始にかけて、忙しくなるユイとシンの季節旅館を手伝いにいった。


料理を運んだり、掃除をしたり手伝った。   
勉強ばかりでたまには気分転換だと、ユイもはしゃいでいた。


シンには10離れた小学生の妹が居て、泊まりに行くと結構賑やかで、ユイはなつかれている。


妹の名前は未来(みらい)ちゃんで、三つ編みが似合う、可愛らしい子と凄く仲良くなった。


年末は、シンの家で、皆で過ごした、年越し蕎麦を食べたり賑やかで楽しかった

久しぶりに笑いあった。


翌日、ユイとシンと未来ちゃんと近くの羽護神社(はもりじんじゃ)に迎う。


妹は新しきサーモンピンク色の鶴の柄の着物とユイは、シンのお母さんが昔着たベージュのラベンダー柄の着物を着て出かけた。


ユイは落ち着いた雰囲気で良く似合っていた。
いつもより、大人っぽく見える。


ミライは余程嬉しいのか、かなりはしゃいでいた。


ミライに引っ張られ、ユイは困った顔になりながらも楽しそうだった。


神社は人で溢れていた、露店商も来ており、かなり賑やかな祭りなのだ。


30分かけて、参拝をして、僕は、伯母の健康、ユイの合格と、エデン行きの切符をお願いした。


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