空の果て星の息吹

宇宙装機実技試験

実技試験日


試験日は、それぞれ時間を分け、個別に試験をする事になった。


時間が来て、無重力室に着き、専用のスーツを着た。

訓練用宇宙装機にプログラムカードを入れて、生徒証をかざして、起動させる。

スーツに微弱電流がかかり少し、刺激が走る、人工筋肉が膨らみ始める。


装機のモニターが起動し、各種機器類をチェツクする

問題が無いので、訓練用宇宙装機(ドラグーン)を操り、無重力室に向かう。


部屋に入り、部屋を無重力化する、大海に浮いてるような感じの感覚は未だに拭いされない。


部屋が無重力状態になるが、無重力制御装置が働き、水平を保つ、各バーニアが自動的に水平を計る。


教官から指示が入る。


『宇宙空間でトラブルか合った時の対応を訓練する・・・・まずは、無重力制御装置を外す・・・』


教官が言った瞬間、バランスを失った。


各種警告表示が出る。


授業で受けていた様に、足先のコンソールを叩き、バーニアを吹かす。


モニターの水平計や、出力バランスメーターを見ながら、どうにかこなす。


次に、酸素残量低のアラームが鳴り響く。


装機の診断プログラムを動かし、不具合箇所を測定する。


酸素系統の一部にダメージがあるのを確認する。


予備酸素カードリッジを予備スロットに付けて、既存の酸素系統のラインを封鎖する。


一瞬、酸素供給が止まる。

息苦しくなるが・・・すぐに復旧する。
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