空の果て星の息吹
理事長が、その夜、僕らエデン研修メンバーを集めて食事会をしてくれた。


学園の関係で建てられた、有名な航空機会社出資の高級ホテルのディナーで、慣れないスーツを着て食事をした。


涼子はやはり、慣れているのか堂々として、テーブルマナーもしっかりしていた

育ちの違いだろうか?
自分はパスタすらも、たまに箸が良いと思うタイプだから、違うのかもしれない

緊張しながら食べていて、口の中は緊張でカラカラになるし、上手く食べれなくて、味をゆっくりと感じることも出来なかった。


食事会が終わり、タクシーで帰った、僕と涼子と佐藤景で乗った。


車中から、夜間作業をしているライトアップされたシャトル発射台が見えた。


あと数日後には、シャトルがエデンに向かい上がるのだ。


ワクワクしながら、不安もありながら、帰宅した。
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