空の果て星の息吹
『もし何かあったら、助けにいってやるから、すぐにメールしな』
シンが笑いながら肩を叩いた、戒音に笑顔で見送られ最後にユイの前に行く。
『ユイ・・約束は守るから・・・君の目に代わり空に上がるよ、だから、待っていて』
ユイは涙ぐみながら
『うん・・・遠野くん、帰ってきたら、その答えを話すから絶対に戻るんだからね』
ユイは指切りの為に、僕に指を出し指切りをした。
『絶対に帰るように、破ったら許さないんだから』
子供の様に頬を膨らましたので、緊張が解けて笑ったので、ユイも舌をだして答えた。
十畳くらいのコクッピット部の壁は計器類で埋め尽くされていて、席は隣と殆ど間隔が無く、シートベルトを付け何回も確かめる。
機長やオペレーターが座りコックピットの扉が閉まりクレーンで運ばれる。
クレーンはやがて止まり、今度は前面を上に回転させる。
揺れながら、回転するとシート後方に重力を感じる。
上というか前に機長を初めとするクルーの席が見える
シャトルの機体へコックピットが挿入される。
機体とコックピットが接続され、計器類の電源が自動起動して、計器類の確認を始めた。
機体のドッキングは問題なく、全ての計器に異状がない事をクルーが確認し、官制室へ通信をした。
やがて、カウントダウンを開始する連絡が入る。
コックピット前面のフロントシャッターが上がると窓が見え、澄んだ青空が姿を現した。
極度の緊張から喉が乾く。手が震える、重力が背中にまるで、鉛の袋を担いでいる様に感じる。
地球が、まるで僕らを放したくないように思えた。
『カウントダウン・・・OK?』
『こちら官制室、了解します』
『カウントダウン開始する・・・・10・・・9・・・8・・・7・・6・・5・・4・・3・・2・1』
『0』
爆音が響き渡り、体に重力が急激にかかる、体が地球に引っ張られる・・・胃や脊髄が地球に持ち去られる感覚を感じる。
揺れながら、視界に入るのは空の青に限りなく近づく光景だった。
体が徐々に軽く感じる、重力の影響から解放される。
シンが笑いながら肩を叩いた、戒音に笑顔で見送られ最後にユイの前に行く。
『ユイ・・約束は守るから・・・君の目に代わり空に上がるよ、だから、待っていて』
ユイは涙ぐみながら
『うん・・・遠野くん、帰ってきたら、その答えを話すから絶対に戻るんだからね』
ユイは指切りの為に、僕に指を出し指切りをした。
『絶対に帰るように、破ったら許さないんだから』
子供の様に頬を膨らましたので、緊張が解けて笑ったので、ユイも舌をだして答えた。
十畳くらいのコクッピット部の壁は計器類で埋め尽くされていて、席は隣と殆ど間隔が無く、シートベルトを付け何回も確かめる。
機長やオペレーターが座りコックピットの扉が閉まりクレーンで運ばれる。
クレーンはやがて止まり、今度は前面を上に回転させる。
揺れながら、回転するとシート後方に重力を感じる。
上というか前に機長を初めとするクルーの席が見える
シャトルの機体へコックピットが挿入される。
機体とコックピットが接続され、計器類の電源が自動起動して、計器類の確認を始めた。
機体のドッキングは問題なく、全ての計器に異状がない事をクルーが確認し、官制室へ通信をした。
やがて、カウントダウンを開始する連絡が入る。
コックピット前面のフロントシャッターが上がると窓が見え、澄んだ青空が姿を現した。
極度の緊張から喉が乾く。手が震える、重力が背中にまるで、鉛の袋を担いでいる様に感じる。
地球が、まるで僕らを放したくないように思えた。
『カウントダウン・・・OK?』
『こちら官制室、了解します』
『カウントダウン開始する・・・・10・・・9・・・8・・・7・・6・・5・・4・・3・・2・1』
『0』
爆音が響き渡り、体に重力が急激にかかる、体が地球に引っ張られる・・・胃や脊髄が地球に持ち去られる感覚を感じる。
揺れながら、視界に入るのは空の青に限りなく近づく光景だった。
体が徐々に軽く感じる、重力の影響から解放される。