空の果て星の息吹
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ユイへ


僕らは同じ夢を追い掛けてきて、少しだけ先に僕は宇宙に来ている。


ソラへ上がる前に、ユイに誓った言葉は、忘れはしないから。


僕が君の目になり、君の分まで宇宙を一緒に歩こう。

僕は―――
地球を離れて初めて地球の大切さがわかった。


鳥のさえずりや、日本海の波の音。


どれも大切で、掛け替えのない尊いものだって――


宇宙は音を消してしまうから――


ユイがみたい事、メールで送ってほしい。


最後にエデンから見える地球の姿を送るよ――


まるで、宇宙に浮かぶ巨大な宝石の様に見える。


ソラより、ユイへ


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地球を見ながらメールを送る、電話だとあまり話せない距離でもメールなら届くから。


ユイからのメールを期待しながら、いつの間にか寝てしまっていた。




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