空の果て星の息吹
エデン内部と宇宙の気圧差により宇宙に吸い込まれるように、ハッチから出た。

目の前に広がる無数の星の輝きに目を奪われた。


『わぁ・・・すげぇ・・』

思わず上げた声は、他にも聞こえていた。


『驚いている暇わないぞ流されないように踏張れ』


幹也の声に気付く、姿勢制御バーニアーが働く、エデンの外周を目視点検するのが今回の仕事だった。


幹也に引っ張られ外周を上がっていく。


バーニアー操作をしながら幹也に付いていく。
北見も初めは戸惑いながらも慣れていった。


宇宙ステーションにデブリが当たる事もあるので、外観点検は必要なのだ。
エデンは人工の楽園だと改めて思う。


エデンの白銀の外観を1時間くらいかけて点検をし無事に作業を終えた。


バーニアの加減を勉強しながら、点検終了後に幹也と僕達は操作のコツ等を聞いた。


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