空の果て星の息吹
俊英は今回のミッションではレーザー砲のサポート担当になっていた。


材質研究部はこの様な作戦時には宇宙装機のサポートに回ることが多い。


二人と話していると、少し遅れて北見が入ってきた。

北見と液晶タッチ方式のチェック板を交換しながらお互いの機体に問題が無いのを確認した。


北見と今回のミッションについて、話をしていると、遅れて景が入ってきた。


景は少し顔色が悪いようだった。
普段も色白だがさらに青い顔をしていた。


朝から調子が悪いようだったが、忙しい時に休んでられないと言っていたが、俊英がなだめて、医務室へ連れていく事になった。


涼子はオペレーターとして僕らのチームのサポートにつく事になっていた。


『オペレーターが優秀だから、僕らはそれに着いていかないとな』

『なら、厳しくいこうかな?』


冗談混じりの話をしながら互いに緊張を解いた。


作戦時間が迫り、装機格納庫へ北見と向かった。


『遠野・・最近、装機を誰かがいじった形跡は無いか?』


『いや、特に感じないが、装機はそもそも、エデンのカードキーが無いと機動も出来ないし、いじれないはずなんだよな?』


『あの、ハッキング事件以後、何だか機体に違和感を感じる・・あくまでもだが・・』


いつに無い北見の言葉に嫌な不安がよぎるが、作戦準備の慌ただしさで、その言葉を考える余裕はなかった

ミッション開始前に、幹也と最終ミーティングを行った。
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