空の果て星の息吹

蒼い奇跡の星の地球。
その奇跡の星を背景にしながら、オロチと対峙をする

ヒートソードを隠し持っていたのか、それを抜く。


『エデンは各ブロック毎で構成されている、それぞれ可動する為に、バーニアが付いている、つまり、メインエンジンを爆発させれは各ブロックに誘爆させてば、エデンは四散するから』

オロチはブーストをしてヒートソードで切り込む。
オロチのヒートソードを避けながら、切り返しをする、ソードが交わる。


火花が散りながら、呼吸を整えて、間合いを保ちながら、戦う。
オロチの攻撃で、酸素予備カードリッジに当たり、宙へ舞っていった。


『俊英・・・』


『遠野・・・』
　

互いに、名前を呼びながら間合いを保ちながら、隙をうかがう。


不謹慎ではあるが、子供の時に遊んだ、チャンバラを思い出した、わくわくしている気持ちもあった。


俊英のヒートソードを受け流す、それが永遠に続けばと思った。


やがて俊英から通信が入る

『ソラ・・・久しぶりに学生である事を思い出した、ここはエデンであるのを、生死を懸けてるのを忘れるくらいにな・・・オロチである事は、自分を変えなければいけなかった、だがソラと一緒に居たら、学生に戻れて笑い会えたよ。
こちらの、起動時間の限界が来てる様だ、これが最後だ・・・ソラ』


『あぁ・・・』


地球が青く見える、あの地球を守らなきゃ・・・


ユイの夢、笑顔に会いたいから・・・


俊英はオロチに戻った。
ヒートソードを構えブーストする。


こちらもブーストしながらヒートソードを交じらせる互いにブーストをかけて譲らない。


『あの青い地球を見たら、汚していく人類に・・・絶望を感じないか？人間は地球に巣食う寄生虫だ・・今度は宇宙にまで広がろうとしている、火星を植民地にしようとしている、人間本位では地球だけでなく宇宙をも今後、食いものにする』


『オロチ・・・人類はまだ幼いから、これから変えていけば良い、待っていれば世界は変わっていく、急ぐ必要は無いから』


『ソラ、変わらない、今まで待っていたが世界は変わらなかった・・それは今後も同じだ・・・』