空の果て星の息吹
シンに遊撃を任せていたが通信で、ユイに変更を求め、担務をスイッチさせた。

シンは遊撃をしながら、キーを探した。


敵チームの探査が早く、キーを手に入れたらしい。
アタッカーが2機とも端末に向い始めた。


『シン!頼んだぞ!!』 

敵アタッカーの一体をガードしながら、片方はユイに迫る。


『月夜野さん・・・ガードよろしく!!』


『了解、、端末には近づかせない・・・』


ユイのセイレーンは相手のセイレーンにぶつかる勢いで飛び出す。


2機のセイレーンは組合ながら倒れこんだ。


シンはキーを見つけたらしく、敵端末に向い始めた。

キーパーの坂田はシンの動きにあわせる。


『坂田ぁぁ・・・止められないよおまえには!』  

シンの荒い息遣いの通信が入る。
しかし、坂田も粘る、シンはフェイントをして、やっと擦り抜けた。


ユイの機体は組み合わさった状態だったが、引かずに、シンが解除した。


『やったぁ!シン』


シンは息遣いを激しくしながら、手を上げた。


あと1ポイントになった。坂田はディフェンダーからアタッカーに変わった。


シンの体力を温存させるためにこちらも、アタッカーをユイと僕でシンをディフェンダーに変えた。


『遠野くん、多分、次は力技でくるよ・・・気を付けて』


ユイは試合開始と同時にブーストした。


こちらもブーストする。
左右に分かれて、アタッカーを各々捉えた。


力技、単体同士の潰し合いになった。
互いにマークしながら、キーを探す。


坂田はこちらに付き、シンも手を焼いた様に、こちらの動きを完全マークした。

『しっこい性格してるな・・・・坂田』


一瞬の隙をついて坂田を撒きながら、キーを探す。


『ソラ!後ろだぁ!!』 

シンの通信で、気付き、背後に迫った坂田を振り切った、コンテナの影に解除キーを見つける。


手を伸ばそうとした時、坂田のセイレーンが体当たりをしてきた。


強い衝撃で床にぶつかる。気を失ってしまう・・
気がついた時は敵はポイントをあげた。


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