空の果て星の息吹
坂田のプレイは決してフェアでは無いが、相手も本気なのだろう。


シンがアタッカーに戻り、ユイに止められたが、アタッカーで居たい旨を告げると頷いた。

僕が解除キーを手に入れたふりをして坂田を誘導、シンにキーを解除させる、作戦。


しかし、これは時間が掛かると、おとりがばれてしまい、敵が先に解除キーを見つけたら、守りが薄くなるのだ。


つまり、時間との戦い・・よって先手でブーストをふかし、中央に到着していなければならない。


『ソラ、坂田の泣きっ面見てやろうぜ・・・』


試合開始のシグナルが鳴り2機はブーストをふかした・・・が敵も同じであった

4機はほぼ同時に中央に着くが、一瞬、こちらが早く、分散する、敵も分かれて追ってきた。


坂田がこちらに来てるのはセイレーンの操作でわかった。


『くどい・・・坂田!』


予定どおりに、キーを見つけたふりをして、相手のディフェンダーを目指す。


『頼むぜ、、シン!!』 

シンは相手を振り切りながら、キーを見つけたようだ

坂田は混乱した、何故、シンがこちらに向うのか?


一瞬の隙をついて坂田の機体に組み付き羽交い締めにした。


シンはディフェンダーと対峙するも、抜群の反射神経でくぐり抜け、端末解除した。


シンとユイの歓喜の声があがる。


辛うじて、一回戦目は勝利した・・・


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