空の果て星の息吹

光のムコウへ

決勝戦が始まった。


田島戦ではセイレーンの故障があり、少しピリピリしたムードの中試合が始まる

水中に入り、圧迫感を感じながら、この一戦は勝たなければならなかった。


北見の乗るセイレーンはこちらを伺うようにゆっくりと進む。


北見チームの戦術の打開策として、時間毎にシンと互いに遊撃と探索をスイッチして戦う戦術をとり、マークをされにくい作戦になった。


初めの5分はシン、そのあとは僕、これの繰り返し。

敵アタッカーはこちらに動きを合わす。
それぞれに別れて探索を繰り返す。


シンがキーを見つけて先に解除に成功する。


2戦目は戦法を変えてきたシンを執拗にマークして、潰しにかかってくる。


田島を倒した戦法だ、1機が足を狙い、体当たりを食らわし倒しこんで、起き上がれなくする。


シンは先の試合でこれを見ていたから、うまくかわすが・・・


北見は組み付いてきた。


シンを助けに行くが、北見チームのアタッカーの田中がこちらを阻む。
解除キーを探す前に機体が壊れてしまう、これでは田島のにのまえだから。


田中のセイレーンに組み付き、足を絡めて倒す。
シンが組み付けられていたのを剥がした。


シンを逃がし、北見を逆に組しはじめた。


北見と組んでわかったが、彼は、シンの機体を本気で潰そうとしていた。


機体を通して、その悪意を感じるのだ。


シンが解除キーを見つけてこちらが2点リードした。

『シン、北見は俺たちの機体を本気で壊し、試合を終わらせる気だ・・・』 


『つまり、ソラ、田島の試合も偶然ではなく、悪意があり、わざと潰したのかもしれないって事か?』


『二人とも、こちらはリードしています、今度こそ本気で彼は潰しに来るかもしれない・・・』


試合が始まると今度はこちらから、北見をマークする作戦に変えた。


ユイの言う、ハムラビ理論で、目には目をっていう戦法。
つまり、こちらも2機で北見を組し、倒して危険要因を排除するやり方。

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