空の果て星の息吹
第5章
不穏な世界
選抜トーナメントが終わり夏休みになった。
僕は久々に、世田谷の実家に帰ることにした。
八神涼子も関東なので計画を合わせて同じ飛行機に乗った。
涼子は長かった髪の毛を短くして、雰囲気が少し変わった。
大きな赤いトランクを持って空港まで来た。
自分はというと、実家へのお土産の『笹団子』とあとはプレイヤーとかだけだった。
赤い綺麗なワンピースで襟首には青い石のペンダントが光る。
搭乗時間になるまで、空港のロビーで自動販売機で買った缶コーヒーを飲みながら世間話をしていると。
ロビーのスクリーンに緊急速報が流れた。
『ロンドン市街で地下鉄の爆発が相次ぎ、その直後に第三の黒き月が犯行声明を発表した―――』
[第三の黒き月]は忘れる事が出来ない、名前だ、一生忘れることは出来ない。
伯父を殺した、あの新都庁の爆発事件の首謀者が、このテロリストだったからだ
エデンとの航行船であるシャトルの朱鷺もテロの影響があり、少し次の打ち上げが遅れている。
本来なら、エデン研修のメンバーが発表されても良かったが、シャトル自体が延期の為にあるのか無いのかも判らなくなっていた。
涼子は、僕を心配して違う話を振ってきた。
涼子の気づかいがうれしかった。
やがて搭乗アナウンスが聞こえてきたので二人で乗り込んだ。
離陸の時の重力に逆らう雰囲気が好きだ。
いつか、宇宙に行きたい。
そして、眠りに着いた。
僕は久々に、世田谷の実家に帰ることにした。
八神涼子も関東なので計画を合わせて同じ飛行機に乗った。
涼子は長かった髪の毛を短くして、雰囲気が少し変わった。
大きな赤いトランクを持って空港まで来た。
自分はというと、実家へのお土産の『笹団子』とあとはプレイヤーとかだけだった。
赤い綺麗なワンピースで襟首には青い石のペンダントが光る。
搭乗時間になるまで、空港のロビーで自動販売機で買った缶コーヒーを飲みながら世間話をしていると。
ロビーのスクリーンに緊急速報が流れた。
『ロンドン市街で地下鉄の爆発が相次ぎ、その直後に第三の黒き月が犯行声明を発表した―――』
[第三の黒き月]は忘れる事が出来ない、名前だ、一生忘れることは出来ない。
伯父を殺した、あの新都庁の爆発事件の首謀者が、このテロリストだったからだ
エデンとの航行船であるシャトルの朱鷺もテロの影響があり、少し次の打ち上げが遅れている。
本来なら、エデン研修のメンバーが発表されても良かったが、シャトル自体が延期の為にあるのか無いのかも判らなくなっていた。
涼子は、僕を心配して違う話を振ってきた。
涼子の気づかいがうれしかった。
やがて搭乗アナウンスが聞こえてきたので二人で乗り込んだ。
離陸の時の重力に逆らう雰囲気が好きだ。
いつか、宇宙に行きたい。
そして、眠りに着いた。