空の果て星の息吹

夏の記憶

後期授業が始まり、秋の景色が広がりはじめた。


もう少ししたら、悠久祭の時期だ。
高等部はこれから盛り上がってくるんだろうな・・


大学はサークルが模擬店を開くが、自分はどこにも所属していなかったから、シンの軽音楽部等の手伝いの予定が入っていた。


久しぶりにユイと一緒に食事をした。


『課題はきちんと終わった・・・・??』


悪戯っぽく、にやけながら話した。


『どうにか、終わったよレポート地獄だったどね、大変だったよ』


『最近、陸上装機が多いねなんだか、テロを身近に感じる・・・』


ユイは心配そうな顔ではなす。


『朱鷺の発射スケジュールも遅れてるみたいだしね・・・・・テロ関係で』


『そうだね、まぁ・・エデン行きは遅れそうだけど・・・・・・それまでは、まだ勉強しないとって事だね・・・』


『エデンはずっと、天空に居るから・・・人工的に作られた月の様なものだから・・・』


『僕達は・・・その月を目指すんだね・・・』




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