空の果て星の息吹
ユイの装機に向かい走って行く。


倒れていたユイの機体を外から強制排除させた。


機体前面がオープンして、中からユイが出てきた。


ユイはまるで、力を失った人形の様に生気を欠いてる様に見えた。


口を切ったのか口元が血で滲んでいた。


ユイを軽く揺さ振るとユイは少し目を開き、シャトルが健在なのを見ると安心した様に僕を見て優しく微笑み力を失った。


テロリストの機体はシャトル前で砲撃で上半身を失った形になっていた。
機体は火にまみれていた。

そして―――



爆発する――――




ユイの華奢な体を抱き抱え、自衛隊車輌に迎う。



『ユイ・・・守ったね』




目が覚めたら沢山・・・武勇伝を語ってあげなきゃ・・・・



自衛隊員の所に行き、安心したのか、僕も力を失った身体が重い・・・



疲れる・・・




そして、いつしか気を失い眠りについた。
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