空の果て星の息吹
『ご機嫌よう・・・どなたですか?』 


いつもの優しい表情のユイであったが、自分が知っているユイでは無かった。 

ユイはこちらの真剣な表情を不思議に思いながら微笑んだ。


『今日は月が綺麗ですね・・・・貴男も月を見に来たの?ここの部屋から見える月が一番だって看護師さんが話していたから』



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