執事はモデル 御嬢様は吸血鬼
目が覚めたら
ベッドの上で
ケイの隣だった...
「...起きた?」
「・・・・・。」
「ルナあの部屋にいたの覚えてる?」
「...うん」
一番小さい部屋
そこには
ルナの思い出がある
今まで共に生きて
先に死んだ人間の遺影
「ルナまだ食べてないの?」
「いらないよ」
「死ぬよ?」
「....いいよ」
「はぁ...」
ケイのため息
痛く胸にささる
生きたいよ...
誰の血も飲まずに
生きてたいよ