新婚生活【被害妄想彼氏 番外編】
「妊婦なんだから激しい運動しちゃ駄目だよ」
そらそーだ。
「了解」
「じゃあ、もうそろそろ修司くん帰ってくるだろうし、帰るね。」
もう6時か…
「じゃあまたね。」
「うん、気をつけてね。
大助くんもまたね!」
由梨と大助くんは私に手を振って帰っていった。
「ただいま~。」
修司くんが帰ってきた!
「おかえ…………ん?」
「何?どしたの」
私は修司くんに近付いてこう言った。
「この、首もとの赤いのどうしたの?」
「あ、これは……」
私は、昼間由梨とした会話を思い出した。
「やっぱ修司くんはアバズレだったんだ!」
「えぇ??」
私の発言に修司くんは驚く。
「浮気された!
実家に帰らせて頂きます!」
私は修司くんの意見も聞かずに家を飛び出した。
「………た…ただの虫さされなのに」
部屋に一人きりになった修司くんはポツリと呟いた。