新婚生活【被害妄想彼氏 番外編】
病院からの帰り道、
隣で歩いてる修司くんはとても嬉しそう。
「男の子と女の子、どっちかな?」
「名前はどうする?」
など、
気が早い話をしていた。
「修司くん。前見て歩かないと転けちゃうよ」
興奮のあまり、
キョロキョロして落ち着きの無い修司くんに注意した。
「真知子ちゃんも気をつけてね!」
階段の歩道橋を降りているとき、
修司くんが心配そうに私に言う。
「だいじょ……わっ」
私は、足を踏み外してしまった。
「真知子ちゃん!!」
ゴイィイィィン!!!
私を受け止めようとした修司くんと頭がぶつかった。
修司くんは、私を受け止めたまま気を失った。
私も、あまりに強い衝撃に、気を失い…
私達二人は歩道橋の下で倒れていた。