新婚生活【被害妄想彼氏 番外編】
病院に運ばれた私達は、
2時間程目を覚まさないでいた。
「お腹の子も無事みたいだし、
たいしたこと無いって先生が言ったから大丈夫みたい。
由梨ちゃんも慎二くんも忙しいのにありがとうね。」
真知子の母は、
心配してかけつけた二人にお礼を言った。
「あ、違うわね。大助くんもよね。」
真知子の母は微笑んで
由梨と慎二くんの子供の大助くんの手を握った。
「いえ、無事なら良かったです。」
由梨は微笑んでそう言った。
「でもねぇ!
頭と頭がぶつかって気絶して、
目が覚めたら入れ代わっていたってドラマとか漫画昔にあったわね。
懐かしいわ~。
そんな事になったら面白いのにね!」
お母さんはケラケラと笑った。
「確かに面白いですね!
俺もそれに賛成します。」
賛成って……
「本当?慎二くんたら話が分かるぅ~」
慎二くんとお母さんは二人で盛り上がってる。
「二人とも不謹慎。
ねー?大助?」
大助はキョトンとして由梨の方を見た。