新婚生活【被害妄想彼氏 番外編】
「真知子ちゃ~ん!出来たよー」
修司くんは私のもとへご飯を運び、私の顔を見た。
「どうしたの?体調悪い?」
「……修司くん…」
修司くんは食べる準備を進めた。
「この時代に生まれて、この子は幸せになれるのかな?」
「えっ。何いきなり」
お腹をささえた私の発言に修司くんは驚いた。
「こんな物騒な世の中じゃ…いつかこの子も事件に巻き込まれて身の代金要求されて、帰ってはこれたものの借金苦でお先真っ暗で一家心中なんてことになんない??」
「あきらか考え過ぎでしょう」
修司くんは驚きのあまり目が大きく見開いていた。