空〜先生の夢 私の夢〜




「 って言っても、高校にいる事が増えるだけだけどね。言ったお前が第1号だ。」




うちが第1号だって…!!




「嬉しいですよ!とっても。また先生と話せるし、昼休みとか体育館で真奈とバスケできるし。」




先生は涙をうかべていた。




「どうした…の?先生。私でよければ
話、聞きますよ?」




先生は下を向いて、しばらく黙っていた。






やっぱりおかしい。

いつもの先生じゃない。

みんなの前では、あんなに楽しそうに
授業してるけれど実際にすごく大変なんだろうね。






< 129 / 166 >

この作品をシェア

pagetop