空〜先生の夢 私の夢〜
「彼女とどうなんだよ、最近。」
聞いてきたのは俺の親友の鷹也。
俺はこの綺麗な沖縄に完全に浸っていた。
もう何もいらないと思う位に。
「お前最近おかしいぞ?昔なんて
彼女は大事にしてたのに…今は すぐに
別れて付き合って…。お前らしくない
ぞ?」
気付いたら、鷹也に砂で足を
埋めされてた。
確かに俺はおかしい。
どうしてこうなってしまったのだろう?
心から好きになった奴ではない。
どんなに可愛い女だとしても。
俺はおかしいんだ。
俺自身をもう一度見直す必要がある。
気持ちをゼロからスタートしようと
決めた。
「俺はお前の目の先に見える女を
知ってるんだぞ?」
鷹也は耳元で行ってきた。
ドキッとした。俺が認めたいけれど
認めたくなくて…誰にも言えなかった。
一人で抱えてた。
「実はな…………」
俺は自分の気持ちを言った。
無理なんだろうけど。
叶わないけれど。