空〜先生の夢 私の夢〜



朝は、部屋の見回り点検で
鷹也と協力しながら部屋を回っていた。

「 ふあ〜。眠い。えっと…この部屋は
オッケーだな。次の部屋のメンバーは…」


鷹也は俺の肩に手を置いた。






「お前がピンポン押せよっ!」



「おっおい!今は教師として努めを
果たしていかないと…。理性は
ちゃんと保つようにしてるんだから。」




俺は確かに さっきの部屋に入る前よりも
全然テンションが違う。



−ピーンポーン






ドアが開いた。


「 おう!先生おっはよう! 点検しに
来たの? 入って!」 真奈はそう言った。




ここ、お前の家じゃないぞ?
まあ、3日間世話になった部屋だもんな。



「ん…眠いよお。真奈あ、うちのキャリアケースに化粧水あるんだあ。
今手が使えないから 取っ…」



俺達が居るって知らずに
洗顔の泡で真っ白の顔をしている
お前が洗面所から出てきて

お互い動きが止まり、爆笑してた。



「恥ずかしいー!!!」って、叫びながら洗顔を落としてこっちにきた。




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