空〜先生の夢 私の夢〜
いつも、来たこの部屋。
俺はもう来たくないと思っていた。
「それで?」はなは、テーブルに肘を
つけて俺を見た。
「突然、俺を夢中にさせるやつが現れた。
そいつが気になってる自分がいた。お前に出会う前からずっと。それで……
俺が修学旅行に行く前、結婚しようって
言ってくれたよな。
結婚に焦ってお前と結婚するのと、
心から惚れた、人を想い続けるのと…俺を見てきたから分かるだろ?」
「つまりは…別れようって?」
「ごめん。俺はお前を酷く扱ってしまった。これ以上、隠せなかった。
でも…俺知ってるぞ。お前が浮気してたって事。」