空〜先生の夢 私の夢〜


俺は慌てて 鷹也の口を押さえた

「 しーっ!! 誰が聞いてるか分からな
いんだぞ? 」


「ははは。 『あの子』位で誰だかなんて
分からないって!!」

高校の友達は一生もんだよな。
ここが学校だって事、忘れちゃうよ。


「 だって年も随分離れてるし、 彼氏いそうだろ?」 小声で鷹也の耳元で言った。


「 一目惚れしたんだろ? 」

そう言われ、俺は我慢出来ず にやにやしていた。




鷹也は俺の引き出しから何かを見つけたみたいだった。

「 何?この小物。 俺 ドキっとしたよ。
しかも お前の名前が書いてあんじゃん。
…ん?!?! お前これ...あの子からの.!!」








< 6 / 166 >

この作品をシェア

pagetop