空〜先生の夢 私の夢〜



『走るのを控えなさい』


控えるという言葉に重みを感じていた。


空は控えるということばかり覚えていたようだった。





他の病院に言ったら
「走っても良い。そんな控える必要はもうないよ。だってもう治っているんだから。」



球技大会の前日に言われたばかりで
自分は本気ではもう走れないと
思い込んでいた。




少しずつ、空が走りを取り戻して頑張ってほしい。




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