空〜先生の夢 私の夢〜
そこから空は調子を取り戻し、3点も入れていた。
相手は1点しか入れていない。
あと10秒!
『「 10 ! 9! 8! 7 ! 6!」』
みんながカウントダウンし始めた。
大丈夫。
大丈夫だよ。
真奈と目を合わせた。
二人で走りながらカウントダウンした。
「 5!! 4!! 3!! 2!! 1!!」
「ピー!!!! 試合終了!!!!」
「やったあ!!!!!!」
サッカーコートの真ん中にクラスみんなが走ってきて集まった。
クラスだけでなく3年生みんなも。
「優勝だよ?うちら、勝ったんだよ?!」
真奈は跳びはねながら言った。