空〜先生の夢 私の夢〜



次々にタイムを測定していく。

一人一人の顔を見て確認しながらタイムを教えていたけど お前は なかなか
現れない。



「あの子でしょ?凄い足速い人って 」
「全国大会行ったんだって。だけど
大怪我して これ以上 走るなって医者からストップかかったらしいよ」

周りの人がスタートをずっと見ているから
目を追った。そしたら

100メートル先には お前が立っていた。



「先生!!なにぼーっとしてるのー?」
記録とってる生徒に背中叩かれた。


「あ〜悪い悪い」




俺は合図で笛を鳴らす。

ガヤガヤしていたみんなが静まった。









「よーい!! ドン!!」





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